フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書) フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
(2005/11)
築山 節

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相手の話を聞かなければならないのに、
ぼんやりしてしまい内容がうまく捉えられない、
言葉が記憶に残らない、
自分の考えを伝えようとしてもそれがまとまらない、単語しか出てこない。
こういった経験を筆者は「フリーズ」という。
パソコンの普及や、対人関係に変化を兆した現代は老いも若きもフリーズが増えている。
個々の内容を見ると、知っていることのような気もするのですが、
言われてみると確かにそういう脳のつかい方してないな、と思います。
わたしが興味を感じたのは次の3点。
(1)脳が「フリーズ」して、筆者の外来に来た人に筆者が勧めていること。
 ・生活の原点をつくる→朝7時起きと決めたら何時に寝てもその時間に起きる
 ・散歩をして、目のフォーカス機能をダイナミックに動かす。
 ・新聞のコラムなどを音読する。
(2)長い話を理解するときには、大まかなイメージや風景を捉えようとしないと頭に残らない。
(3)クリエイティブな能力は「何でも屋」から生まれる
 →専門以外は何もしなくていい、という出来すぎた環境にいるよりも、雑多な仕事をすると脳のトレーニングになって、初めてクリエイティブな仕事ができる。
以下は本文より。
「脳には『基本回転数』とでも呼ぶべきものがあります。(中略)この基本回転数を決めているのは、基本的に本人の意思ではなく環境です。環境に忙しさがないと基本回転数は上がらないと私は考えています。」
「結局のところ、脳の若さというのは、思考系を使って解決しなければならない問題や、興味があること、新鮮に感じることをいくつ持っているかということだと思います。」